2016 TCX ADVANCED PROのBBはBB86デス

この記事は自分のための忘備録です(笑)

2016 TCXアドバンスドプロはカタログに…BB386と記載されてます。

んが、実物は41の86.5、一般的にはBB86と呼ばれる規格でした!

単にGIANTロードフレームと同じ規格です。

これは…最初カタログのミスなのかと思たらそうでは無いようで、

どうやら最初はFSA社のみが自社規格?モデル名?としてBB386EVOという品番を「クランク」に使っていて、

あとから一般的な「BB」の規格としてBB386っつーのが出てきたようです。

何やねんソレ。

細かい寸法はメンドくさいんで書きませんけど結論は以下。

TCXアドバンスプロにシマノ製クランク付ける時は、シマノ製BBが使えま〜す。

ディスクブレーキ仕様の洗車でご注意!

最近洗車でお気に入りの、、、
JOY ミラクル・クリーン泡スプレー!

なんとコイツ、、、アルカリ性洗剤なのです。

アルカリ性洗剤の短所
 ・プラスチックやアルミを、ほんのちょっとだけ、僅かに、微かに、さらっと、害する
 ・手が荒れる
 ・すすぎに大量の水が必要

アルカリ性洗剤の長所
 ・中性洗剤より泥汚れにメッチャ強い
 ・中性洗剤より油汚れにメッチャ強い
 ・アルミ部品が輝くようにキレイになる

さらに、JOY ミラクル・クリーン泡スプレーは、泡で残るんで自転車の洗車に使いやすい!
ただし、、、
一つ大切なお話しがっ!

↑洗車すると見せかけてローターだけしか洗ってないの図

ディスクブレーキ・ローターをJOY ミラクル・クリーン泡スプレーで洗うと、
ディスクブレーキの効きが甘くなります。

とはいってもディスクブレーキ・ローターだけ中性洗剤で洗ってあげると元に戻りますんで。

ディスクブレーキ・ローターをJOY ミラクル・クリーン泡スプレーで洗って良くすすいだ後に、
ローターだけ中性洗剤で洗ってあげて下さい。

ちなみにディスクブレーキ・ローターは、目視で汚れてなくても、
定期的に中性洗剤で洗った方がブレーキは良い状態になります。

ワタシは自分のMTBを、洗車は滅多にしませんがディスクブレーキ・ローターだけは中性洗剤で水洗いします。
ちなみにダイソーオリジナルの中性洗剤はディスクブレーキ・ローターの汚れが、びっくりするほどにまったく落ちません。

とってもイケてる、JOY ミラクル・クリーン泡スプレー
安い時で一本¥283税込、通常で¥327税込くらいで売ってますが、
大体一台洗車するのに、、、3/4ほど使います。

そういやJOY ミラクル・クリーン泡スプレーって、水で薄めても使えるのかな?
どなたか試してみて下さい!

はい、総括は以下。
 ・JOY ミラクル・クリーン泡スプレーは、ひどい汚れの自転車の洗車に使える
 ・常用はおススメでない
 ・ディスクブレーキ・ローターは洗わない
 ・すすぎは大量の水で丹念におこなう(マジで)
 ・中性洗剤が常用ではおススメ
 ・100円ショップオリジナルの中性洗剤はマジでゴミ

 

花の都、パリに行かれるんですって?

あ~ら、奥サマ。

パリに行かれるんザマすか?
いやん
ロマンチックね~!

ステキ

とか言って、ロード乗りがパリに行くってなったらアレでしょ!

パリから、ブレスト逝って、パリに戻るという総走行距離1200kmのグレートなイベント、
「2019P.B.P」に出場されるんですって!!

ほへ~
参加資格を習得するだけでもいろいろタイヘンなパリ・ブレスト・パリ。
よう逝こうと思いましたな(笑)

あ、パリ行く前にワイヤー類も全交換で?
じゃあじっくりと時間かけて整備させていただ、、、

え?8/18にスタートですと?!
もう時間無いですやん!!

う~ん、
でも、まあ、このKUOTAちゃん、
以前に
変速のトラブル治したことあるし、
ブチこけたホイール治したことあるし、
BBも治したことあるしな~

このコ、カーボンフレームの裏側の「バリ」がひどいのよね~
ディレイラーハンガーを新品に交換しても真っ直ぐにならない、すでにフレームが曲がってるコトも知ってるし~
(KUOTAは新車で大体そうなの)
(GIANT見習えや)

まあなんとか間に合うかと作業させていただき、無事に本日お渡し出来ました!
いや~良かった良かった。
ガンバってきて下さい。

それにしても、、、
1200km、よう逝こうと思いましたな(笑)

ANYROADのブレーキレバーがやたら重いのを…

2018年モデルのANYROADにお乗りのお客様が、修理でご来店されました。
有り難うございま~す。

スポーツなんちゃらという、スポーツ用品のチェーン店でご購入されたそうで、
前後ブレーキがぜんぜん効かないそうです。
ほほう、どれどれ。

お、重っ!

ブレーキレバーの引きが、もの凄く重たい!

指のホネが折れてる(もうすぐ治る)ワタシの左手では、まったくブレーキレバーが動かねえ。。。

ブレーキレバーを半分まで握った状態まで動かすのに、3.83キロ必要でした。
まだブレーキは効いてません。
でも、測ってみると大したコトないような。。。?

もともと、ANYROADシリーズやTCXシリーズに新車から取り付けられてるブレーキワイヤーには
当たりのやつと、「ハズレ」が有りまして、、、
(参考までに、輪心だと新車の時点で「ハズレ」のやつは、最初っからワイヤー交換しちゃいます)

もともとこのANYROADに付いてたブレーキワイヤーは「ハズレ」だったようで。
その判断をスポーツ用品店に求めるのは酷かと。

ついでにアシストブレーキレバーの取り付け方がワタシの好みじゃ無いなあ。
これも代えとこっと。

と、いうことでワイヤーも交換してハンドルの角度とブレーキレバーの取り付け位置を変えて、、、
ブレーキレバーを半分まで握った状態まで動かすのに、1.07キロ必要でした。
あ、そんなに違うんだ。。。

なんといっても、指のホネが折れてる(もうすぐ治る)ワタシの左手でも
ブレーキレバーがガッチリ握れます!
いやあ、指のホネ折れててもロード乗れるんですねえ~

なお、2.59キロまで到達した時点でブレーキレバーを引き切ってしまいました。

そう考えると3.83キロでブレーキ半分までしか動かない(ブレーキまだ効いてない)ってスゲーな。

なお、お客さまにANYROADをお渡しする時、
↓ブラケット握ってブレーキ引くのと、、、

↓ココを握ってもブレーキがかけれるようになってます。
と、お話ししたらメッチャびっくりされてました。

まあ、もともとブレーキレバーの取り付け位置が間違ってましたからねえ。。。
ま、まあ…その判断をスポーツ用品店に求めるのは酷かと。

いやあANYROADは良く出来たモデルですな。

GLORYアドバンスドのベアリングを交換しましてん

ジャイアントのDHバイク、GLORYアドバンスドのベアリングを交換しました!
GLORYという名前はDHモデルとして昔からずっと変わってませんが、
現行のGLORYは2015モデルにフルモデルチェンジされてます。
また、今回作業したフレームは遅れて追加発売されたカーボンフレームのヤツです。

ちなみにジャイアントのDH用フレームは5年保証で~す。

↓このバイクのオーナーさまはGIANT/Livからサポート供給を受けておられる中川ヒロカさんです。
https://www.liv-cycling.jp/liv19/teamsriders/riders/nakagawa.php

あっ197×年生まれなんですね(ウチの経理部と一緒(笑))頑張れ!

2015年式以降のGLORYはアドバンスドモデルも同じベアリング品番が使われてまして、、、
608LLUが2個
6802LLUが8個
6902LLUが4個
です。
14個もあるんで日本製ベアリングで揃えると¥15,000くらいかかっちゃいますが
ベアリングは日本製が断然に優れてるのです。

↓ジャイアントはマエストロサスペンションのためにベアリング用工具キットを販売されてます。
ホイールバラすときにも使えるんでなかなか便利。

JCF公認のダウンヒルレースは6月末から始まります。
応援してます!

ちょい懐かしいシマノ5700のスプロケットを交換しました

RD5701-Aを使ったツーリングバイクの改造をご依頼いただきました。
有り難うございま~す!

10速の105コンポさわるのなんか久しぶり~
新品のスプロケットもアルテグラグレードで新品が手に入りますんで、12-30Tに交換しました。
RD5701-Aはロー側30Tに初めて対応するようになったモデルなんですが、この時代のはロー側でっかくすると全体的に変速の調子が悪くなっちゃうんですよね。
そんなときは、、、ちょっとRDを削るとソコソコ調子良くなります!

ココ削ったん久しぶりだなあ。。。
昔は企業秘密の中の1つだったんで、お客さまには教えたこと無かったんですがもう必要ない知識かと。

そういや話は代わりますが、よく来ていただくお客さまから教えてもらったんですが、
伊丹市内のとある自転車屋さんに、、、
5600コンポで組まれた
新車
半額
売ってたそうです!!

スゴいっ!

5600コンポと言えば10速コンポで触角が付いてた時代の105グレードですよ?!

それが新車で?!

半額!

、、、う~ん
2世代前の105コンポかあ、、、何年前のや?!
半額なのが安いのか高いのか、、、?!
どうなんでしょう?

pushインダストリーのバネキットを組みました

最近ちょいちょいウワサを聞く、pushインダストリー製のACS3フロントフォーク改造キットをご購入いただきました!
エアースプリングをバネのスプリングに改造するっていうキットなんですが、、、
この良いんだか悪いんだか、よくわかんな~いキットに隠された特徴を要約いたしますと以下になります。

●キンを4枚つけてするよりも、●キンを1枚つけてした方がキモチ良い。

どれだけpushがキモチ良いか、お判りいただけましたでしょう?

そう、●キンの枚数=ゴムシールの数です。
(ゴムシール=エアピストン、ダストシール等。機械的に抵抗がとても大きい部品です)

さて、今回の元ネタは、2017モデルの完成車についてたFOX 36 FLOAT FIT4です。
純正のエアースプリングを見てみましょう。

36シリーズには主エアピストンの上下をバイパスするアルミパイプが中心を通ってます。

このエアースプリングは、常に5気圧以上の高圧に耐えながら動いているピストンが、、、

赤い矢印部分の「3コ」あります。
これに外からフロントフォーク内にゴミが入らないようにダストシールが「1コ」有るんで合計「4コ」コンドーゴムシールが有ることになります。

それに対して、pushインダストリー製のACS3キットには、常に5気圧以上の高圧に耐えながら動いているピストンが、、、

そう、「0コ」です。無いんです。
これに外からフロントフォーク内にゴミが入らないようにダストシールが「1コ」有るんで合計「1コ」コンドーゴムシールが有ることになります。

いちおう補足としますと

青い矢印部分はガイドブッシュのみで、エアーもスカスカで通りますし、液体もスカスカに通っちゃうくらいで機械的な抵抗は「ゼロ」です。

結論として、pushインダストリー製のACS3キットを付けると機械的な抵抗が1/4になります。

pushのバネキットがよくわかる動画
http://yuris.seesaa.net/article/460214239.html

ふ~!
そらキモチ良くなりますわな。
ティッシュもようさん使うわこりゃ。

ただ、このpushインダストリー製のACS3フロントフォーク改造キット、、、ごく一部のリアルレーサー(早い話がオタク共)には大絶賛されるでしょうが全てのライダーにおススメ出来るわけでは無いです。
それは、、、店頭にておたずね下さい(笑)

2018~2019 GIANT純正のドロッパーポスト、 CONTACT SWITCHは、、、

2018~2019モデルとして発売されてるGIANT純正の内装専用ドロッパーポスト、 CONTACT SWITCHを修理しました!
このドロッパーポストは輪心のお客様でもご愛用者が沢山おられますね。

こいつは中に樹脂製のスライダーとガイドを使用しており、それが摩耗するとガタが出てきたり、最悪シートがクルクル回るようになります。

###注意###
クルクル回るようになってしまった場合、なるべく回さず安静に(?)して輪心にお持ち下さい!

イケてるジャイアントは補修部品として、樹脂製スライダーとダストシールのセット(¥1,000税別)を用意してますんでそれを交換してあげればバッチリ治ります。

ちなみに、、、
転倒してシートがクルクル回るようになってしまった場合に回すなというのは、、、調子に乗ってクルクル回してるとガスカートリッジ(非分解)を留めてるネジが外れてガスカートリッジまで壊れてしまう場合があるからです。

そいでもって、、、
内装・外装に対応した上級モデル、CONTACT SL SWITCHドロッパーポストはスライダーに相当する部分がアルミ製削り出しでつくられており、転倒してシートがクルクル回るようになってしまった場合、そいつはもう、死んでます。

カーボンフレームの修理も承ります

輪心では、一般的なカーボンフレームの修理もお受けしてます。

ただ、仕上がりはフレーム修理専門業者には到底かないません。
少しの破損は…専門業者よりもお安く…乗れる状態に復帰させることが出来る…程度とお考えください。

例えば、転倒などによりリアディレイラーを巻きこみシートステイをへし折ってしまった下記事例の場合、
カーボン修理・単色塗装・ディレイラーハンガー・変速ワイヤー・RDR7000代で、、、
総額3万円かかりませんでした。

↓パッカリ割れてます。

↓カーボンシートを巻きつけるため、塗装面を全て削りました。

↓裏側が割れてしまったんですね。。。
指で押したらフニャフニャ。

↓輪心で使用する、業務用カーボンシートです。

カーボンシートを巻きつけて硬化させた状態です。
これでガッツリ乗り倒せる状態まで再生出来てますし、
年数経ってもカーボン層が剥離しないよう、可能な限り神経使いました。

 カーボンの場合、経年劣化でカーボン層の剥離が起こります。
 それを抑えるのに、「技術」と「考慮」と「時間(手間)」が必要なのだと実感しました。

ちなみに高級なカーボンシートを採用したとしても、成形に必要な「時間=コスト」を
もの凄く省略すれば、かなり安く造ることも可能だということも、実感しました。
東レのカーボンを採用してるのに、やたら安いブランドは、、、
剥離しやすいのかもしれませんねえ。。。

 改めて、カーボンフレームに生涯保証を付けてるGIANTは凄い、と思いました。

↓さらに永くお乗りいただけるよう紫外線による劣化を防ぐため、塗装します。

↓キズにも耐えられるよう、ウレタン系クリアを20回ほど塗って完成です。

↓カラーが真っ白だったこともあり、わりとキレイに治りましたが、
塗装はあまり得意ではないです。。。スイマセン。

シナプスのコンポを換えました

いちおう、、、GIANT専門店の輪心です!

たまに、、、
「GIANT以外でも修理してくれますか?」
と、お問い合わせいただきますが、、、修理・改造はお受けしてます。

(申し訳ありませんがファミリーサイクルの修理はお受けしていませんm(__)m)

さて、、、
今回はキャノンデールのシナプスをコンポ交換しました。

以前に、コレとは違うお客さまのシナプスを「来週イベント有るんで車検を。。。」と、
点検させて頂いたことが有るんですが、、、
そのシナプスがもの凄~い調子悪くてビックリしたことが有りまして。

それ以来、シナプスを疑惑の目で見るようになってしまいましたが、、、
このシナプスは、、、普通でした!

しかし、ノーマル状態ではGIANTの整備性に負けます。

↓現物合わせでアウターキャップから長~いライナー(インナーワイヤーしか通らない樹脂製ホース)をつなげて、、、

↓フレームのワイヤー挿入部からライナーに直接通し、、、
(写真じゃ見えませんけど)

BB裏のガイドには直接ワイヤーが触れないよう、、、
(ライナーがガイドに触れてるわけです)

ココの造りが、、、GIANTほど良くは無いです。

↓フタを閉めてカンペキ!

あと、ステッカーが汚かったんで、カッコ良いのに貼り替えときました。

、、、えっ?

何か?

↓で、話は戻ってライナーは変速器直前までつながってます。

もともと、ステムをノーマルからめっちゃ詰めておられたんでハンドル周りもワイヤーが余ってました。
それも取り回しも代えて、見た目もスッキリさせました。
(ハンドル周りの写真は所有者がバレるんで撮ってませ~ん)
これで変速操作のスムーズさも向上したうえ、耐久性も良くなりますわん。

なお、写真の掲載と、ステッカーの張り替え(笑)はお客さま了解済みで~す!